- 兄弟のために、大学の学費を払っている。(20台前半の女性)
- 一家の大黒柱(20台前半の女性)
- 親戚の叔父さんが姪の大学の学費を払っている。
長所
- 親族同士の人間関係の結びつきが強くなる。
- 支えている人は強く尊厳を得られる。
- 受益者は支えられている(見捨てられていない)と感じやすい。
- お金を稼いでいる人の立場が強くなるので、世代交代が進みやすい。
- 親族の和から外れると支援が受けられない。
- お金の支援が十分に行き渡らないことがある。
- 受益者はお金を貰うことに引け目を感じることになる。
長所
- 受益者は、お金を貰うことに引け目を感じる必要がない。
- 基本的には誰でも平等に支援を受けられる。親族の和から外れていても関係ない。
- 支えている人は、何も恩恵を得られない。親世代から「毎月、社会保険をいただいてありがとう」などと声をかけられることなんてありませんよね?
- 受益者は、本来はみんなから支えられているにも関わらず、支えられている気がしない。むしろ見捨てられている気がする。
- 親の世代の力が持続しやすく、世代交代が進みづらい。
- 変に威張った、引き際がわからない老人が多くなる。
給料に対して年金を払う料率
2016年;18% 1980年;10.6%
給料に対して健康保険を払う料率
2016年;10% 1980年;8%
これを元に計算すると、仮に会社が570万円を従業員に払おうとした場合、2016年と1980年を比較すると、従業員に入ってくるお金は年間で20万円ほど下がっています。その20万円は国に徴収されて、それが親世代へと流れています。
この20万円は、30年前なら子供が自由に使えていたお金だし、自由に親世代のためにも使えていたお金です。月に2万円を子が親に仕送りするだけで、親子関係や世代関係はかなり変わってきます。
これは今の日本社会において、一つの病巣の原因になって、フィリピン式にすれば下記の問題が解決します。
- 威張った問題の多い老人が増えている
→老人が謙虚になる - 家族の関係が疎遠になっている
→人間関係が密接になる - 低収入の若者が増えている
→若者の収入が増える - 親に頼っている若者が多い
→若者が独立する。
日本社会とフィリピン社会のお金のやりとりについて見比べた場合、どちらがいいと思いますか?私は圧倒的にフィリピン社会の方が好きですし、それは私が老人になった時でも変わらないと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿