【書評】マーケット感覚を身につけよう(4)

成功の鍵は市場の選択

ちきりんさんは、何かで成功するためには「市場の選択」が重要だと説いており、婚活を例に出して説明しています。
20代で、見かけも性格もよく、学歴と年収が低い男性は、どこで結婚相手を探すべきでしょうか?
 選択肢はいくつかあると思います。

  • 街コン
  • 結婚情報サービス
  • 友人の紹介
ちきりんさんは、街コンか友人の紹介を選択すべきだと回答していますし、私もそう思います。大して社会ステータスを持っていないならば、結婚情報サービスに登録する意味は少ないし、自分の外見とトーク力を発揮できる街コンの方がベターに思えるからです。結婚情報サービスに登録している人は、条件を気にしている人が多そうですし、また検索画面を利用して年収で絞っていることが容易に想像できます。しかし自然な出会いの場合には、そういった社会ステータスを気にする人ばかりではありません。

しかし、以前にテレビに出演していた男性は結婚情報サービスに登録して、200人もの女性に会うことを断られたそうです。自分のよさをアピールできる機会がもっとも少ない場所で口説こうとしたためです。

「どうやったら彼女ができる?」という質問に対して多くの人はこんな感じで応えます。
  • 収入をあげなさい。
  • かっこよく、お洒落になりなさい。
  • 話を盛り上げなさい。
  • 優しくなりなさい。
どれもこれも決して間違ってはいないのですが、その前に自分のよさを発揮できる場所を選択するのが必須条件です。社会的ステータスが高い人は結婚相談所へ、話が面白い人は街コンへということです。

市場選びの大切さはわかってもらえたでしょうか。私の場合は、自分のよさを発揮するためには、婚活市場を日本だけに絞る必要すらないと思っています。例えば、フィリピンに行けば日本人というだけで価値が上がります。フィリピン人女性に対しては、日本人と結婚することで下記のメリットが加わります。
  • 結婚すれば日本のVISAが手に入る。
  • 日本人の給与は、フィリピン人からすれば高い。
日本人男性は、こうして下駄をはかせてもらった上で、女性を口説くことができます。それでもさらに価値をつけたいならば、ファッションセンスとかを意識すればいいのです。日本人であるメリットに気付き、そしてそれを利用すること、これも立派なマーケット感覚だと私は思いました。

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